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Q.aim音楽教室を始めてから、とうとう6年目に入りましたね。これまで続けてこられて、
何か特別に感じていることはありますか?
A.たくさんあり過ぎて何から話したらよいかわかりませんが、とにかく「続いている」ということ
自体が大変素晴らしいことだし、ありがたいことだと思います。
最近では、大手の英会話スクールが倒産したり…、ということが記憶に新しいですが、aimでは
当初から、強引な営業スタイルのスクールに対するアンチテーゼというところから出発しました。
これまで体験レッスンで訪れた方に、後から電話したり、DMを送ったり、ということは一度もありま
せんし、「今月でレッスンをお休みしたい」と申し出た方に対して、「いやいや、もう少し続けてみた
ら…」とかなんとか説得しようとしたことも一度もありません(笑)
そこまで極端に営業を避けなくても…と自分でも思うのですが(笑)、そういう気疲れがうっとおしく
なってしまったんでしょうね。それよりも「授業内容を良くすれば、みんな自分の意志で選んでくれ
るはず」という理想は常に高くもっていました。
4年目に入ったときぐらいに、「なるほど、石の上にも3年。こんなやり方でもちゃんと通用したん
だな」と実感でき、それはずいぶんと大きな自信となりました。
Q.生徒さんは、みなさん目標をかなえていきましたか?
A.かなえた人もいれば、まだ途中の人もいますし、やっていくうちに目標が変わっていった人もいる
でしょう。連絡が途絶えてしまった人の中には、あきらめちゃった人もいるかもしれませんね。それは
当然色々あると思いますが、つくづく思うのは、やはり「意志の強さ」が大きな力を持っているという
ことですね。
ひとりの生徒で、2年以上とか、長期間になってくると、私もだんだん教えることがなくなってきて…、
いや、なくなって、というのは語弊がありますが(笑)、口だけで同じこと何度も言ってる自分に嫌気が
さしてくるんですよ。
この生徒にとって必要な経験は、もう教室の中だけじゃ限界があるな、と思ったら、ドンドンと外で生演
奏してみたり、クリエイターであればクラブなどで実際に自分の曲をかけてみたり、「いや、人前はちょ
っと…」という人にはWEBにアップすることを勧めてみたり、そういうことをお尻叩いていきます。ときに
は私自身のコネクションで紹介することもありますが、そういうレベルに達する生徒が出てくるのは面
白いもんです。
6年もやっていると、メジャーであれ、インディーズであれ、CDという形で生徒が作品を残していくこと
もそれほど珍しくはなくなってきてしまいましたが、最初の頃はとても感慨深いものがありました。「やっ
ぱり、人って練習すると上手になるんだな」っていう当たり前のことに驚いていました(笑)。逆にひとり
ぼっちだと、その当たり前のことがなかなかできないから、皆さん訪れてくれるんでしょうね。
Q.「これは大変だったな」、と思うことはありましたか?
A.2、3年前に、生徒さんが大変増えすぎてしまったことがあって、時間がかなりタイトになってしま
ったことがありました。当時は自宅の他に、ちょっと離れた所に教室を借りていて、しかもカラオケボッ
クスレッスンもあったので、「自転車で移動しながら、片手でオニギリ食べる昼食」というのが定番化し
てました。危ないし、これからは道交法改正で捕まりますよね(笑)。時間割を組むのがとにかく大変
で、そうするより仕方なかったんです。
なので、「終了間際にたくさん質問して、なかなか帰らない生徒」というのも中にはいるのですが、それ
にはずいぶんと困りました(笑)。今はそういう所から教育するのも慣れて来て、レッスン料金の体系も
改正したので、ずいぶんと楽になりました。
Q.よろしければ、これからの抱負を聞かせてください
A.よく言われることですが、「音楽で食う」のはますます厳しい時代になってしまったかもしれません。
でもそれでは夢がありません。「音楽を食う」、つまり音楽をよりおいしくいただく工夫と、気持ちのゆと
りが大事だと思います。その方が結果的に、音楽がいつも私たちのそばにいてくれる、そんな気がしま
す。
死ぬときに、「音楽があってよかったなあ」と思える人生が、本当に豊かな人生なんじゃないかって、
最近は思います。
(インタビュアー 同業の音楽講師M)
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